自宅で映画を楽しみたいという人におすすめのホームシアターですが、スクリーンをそのままにしておくとどうしても目立ってしまいます。ホームデザインに合っていれば問題ありませんが、スクリーンを隠しながらも上手でおしゃれなデコレーションをしたいという場合には、格安インテリアを活用することが良いとされています。スクリーンを隠したいのであれば、手動の吊り下げロール式のスクリーンが向いています。電動のものよりも比較的安くなっている上、収納すれば目立たず専用の部屋を作らなくてもリビングに置いておくことができます。格安インテリアでも十分に寛いで映画をみることができますが、気をつけたい点もいくつかあります。
ホームシアターを設置する時には、視覚距離を考慮した上でインテリアを置いていきます。スクリーンとソファやテーブルの間の生活動線を考えます。画面の縦サイズを1とした場合、3倍の距離がちょうど良い距離となっています。部屋が広くても視覚距離が近いと圧迫感を感じてしまい、部屋が狭くても視覚距離が長いと快適にみることができます。それを考慮してスクリーンとソファなどを設置します。リビングチェアとしても使えるデザインのものを選びます。また、飲み物をおけるサイドテーブルなどを設置することで快適に画面を見れるようになります。格安インテリアでも、オットマンがあると足を伸ばせて楽になります。格安インテリアであっても、部屋の雰囲気を重視するのも映画を寛いで見るときのポイントとなります。色を統一したり、アットホームな雰囲気にするなど統一感のあるインテリアにすることで映像に集中できます。
上手なデコレーション方法として重要なのが、照明です。照明はシーンに合わせて変化できるようなものを選びます。スクリーンの投影光を遮らないために、見る時にはスクリーン近くの照明は消えるもの、部分照明ができるものだとシーンに合わせて照明を活用しながらも、部屋も映画の雰囲気も盛り上がります。映画に集中したいのであれば、スピーカーだけは格安のものではなくしっかりしたものを用意します。音響空間がしっかりしていることで、映画や音楽を聴く楽しみが増やせます。スピーカーを選ぶ場合には、部屋に合っているかだけではなく何をホームシアターで見るかによって選び方が変わります。いろいろ店で試してから自分の納得のいくスピーカーを購入します。インテリアもスピーカーも、実際に試してから選ぶことがおすすめです。