ついに、2014年4月の消費税増税が決まりました。
家づくりを検討中のみなさんの中には、「いつが買い時かしら」と悩んでいる人も多いのでは? しかし実は、知っておけば絶対プラスになる情報があるんですよ!と聞いて、福岡FP総合事務所 総合ファイナンシャルプランナーの土井健司さんに、いま賢く家を買う方法を尋ねました。
・実は消費税増税より、金利が上がる方が大変!
消費税が3%上がると、単純に3000万円の家を購入すると仮定すると、90万円支払い金額がアップすることになります。しかし実は、もっと大きなリスクがあるんです。それは…
金利!
3500万円の住宅ローンを35年固定返済で組む場合、借りるときの金利が0.3%上がると、利息として支払う金額はなんと約230万円アップするんです。ですから、いまご相談を受ける時にアドバイスをするのは、「焦る必要はありませんが、いかに金利が低い時に住宅ローンを組めるかが大事」ということです。
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・変動金利?それとも固定金利?
そこで気になるのが、変動金利で借りるのか、固定金利で借りるのか?ということですよね。こればかりは正解がなく、「借りる方の性格」「現在の収入支出の状況」「返済計画」によっても変わってきますので、相談してもらえればと思います。それぞれのメリット、デメリットはヒット住宅展示場のコチラの記事を参考にしてください。
ちなみに2013年10月現在の最安金利は
変動金利 0.725%
35年固定金利 1.93%
今年2〜3月にアベノミクス効果で金利上昇の兆しを見せましたが、現在は落ち着いています。
住宅ローンの変動金利は最も上昇が遅いタイプの金利で、急激に上がることは考えにくいものです。仮に30年間のローン支払い期間中に一定の上昇率で4%まで金利が上昇したとしても、35年固定金利で2%で支払い続ける場合と総支払い額はほぼ同じだということを考えれば、現状ではまだまだ変動金利のほうが有利じゃないかな?と思っています。
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・住宅ローン控除を味方につけよう!
そして消費税増税のタイミングで、住宅ローン控除が充実するのも忘れてはならない点です。これは住宅ローンを使ってマイホームを購入した場合に、納めた税金が戻ってくるというもの。これまでも行なわれていた制度ですが、それが2013年4月1日から、拡充されることになりました。
(一般住宅の場合)
居住年 借入限度額(A) 各年の住宅ローン控除額 最大控除額
〜2014年3月31日 2000万円 (A)×1.0% 20万円
2014年4月1日〜 4000万円 (A)×1.0% 40万円
期間は入居した年から10年間。つまり2014年4月1日以降入居の場合、最大で400万円の控除が受けられることになりますので、みなさんも自分のマイホームの購入計画と照らし合わせてみて、試算してみてはいかがでしょうか?
buisnessman_money_niyake
日々、新しい制度やニュースが発表になります。焦っていらない買い物をする必要はありませんが、せっかく買うのなら少しでもお得の恩恵を受けたいもの。そのためにも、お金のニュースには敏感になって、少しでも勉強をしておきたいですね。