年末だから、収納上手♪

年末大掃除、早めに取り掛かりましょう! 

早いもので、師走も半分が過ぎてしまい今年も残すところわずか。年末といえばやっておきたいのが大掃除です。というわけで今回は、お掃除のプロ「クリーンサービス そよ風」に取材に行ってきました。

お掃除をするために、まず行いたいのがお片付け。

ノウハウを教わりたいところですが、店長の野田さんによると、家族構成、生活スタイル、趣味など、片付けのポイントは千差万別。その家の主が使い勝手がいいように、一番よい方法を模索すること。片付けで家に入る時はそういったことを話し合うのが大切なのだそうです。

というわけで、実際にお片付けの現場である、福岡市西区にお住まいのMさん宅に同行させていただきました。

Mさん宅の家族構成は、ご夫婦二人と大学生の娘さんが一人。娘さんは別の場所で一人暮らしをされているので、実質ご夫婦お二人しか住んでいない状況です。

まずは1日1か所ずつ進めていくことがポイント。

今日のMさん宅のお片付け場所は、玄関横のクローゼットです。

ごちゃごちゃしていて、特に上のボックスなんて取り出すのが大変そう…。

まず、この中にあるものをすべて外に出して並べます。クローゼットの中を掃除機をかけて、拭き掃除をしてから、片付けに取り掛かります。

予想通りたくさんのモノが出てきました。なんか必要なさそうなモノもたくさんありそう。見たところご主人のモノが比較的多くあったので、このクローゼットをご主人専用にすることに。チラホラあった奥様のお洋服は寝室のクローゼットへ移動し、娘さんが小さいころのお洋服も捨てたり、娘さんの部屋に移動、家中にあるご主人の趣味関連のモノをここに集合させます。

お片付けの鉄則その1:不要なものは捨てる

モノをすべて出すことで、要るモノなのか、不要なモノなのか一目瞭然です。迷った時は、この2~3年使ったモノなのかどうかを考えてみる。使っていないのなら、きっと不要なモノです。潔く捨ててください。

仕分けした結果、ごみ袋一袋いっぱいに。

お片付けの鉄則その2:重いものは下に置く

バイクが趣味のご主人。工具箱が棚の上に鎮座し、さらにその上にボックスが置かれていました。これでは取り出すのにも一苦労。

お片付けの鉄則その3:見たらどこにあるかすぐわかるように

バラバラと詰め込んであった小物は、用途別にまとめます。別の場所を片付けた時に取っておいた小さい収納ボックスを活用することに。元々あった収納ボックスは大きすぎるのでここでは使いません。(※収納ボックスは家中の片付けが終わるまで取っておきます)

このような作業を、お片付けのプロ・野田さんがMさんと丁寧に話し合いながら進めていきます。

そして完成したのが、こちら。

スッキリと整理整頓されています。

収納ボックスも手が届くところに並べ、道具も箱に何なのか書いておけば、1回1回出さなくてもわかります。ヘルメットもきちんと並んでいるのでわかりやすい!

工具箱は下に持ってきたので、安全に取り出せます。玄関の靴箱横に置かれていたゴルフバッグもこの中にしまいました。ご主人専用なので、奥様が不在の場合でも、どこに何があるか聞かなくていいし、ご主人の趣味関連のものでこのクローゼットにないモノは、家のどこにもないのです。そうとわかれば、買い物も効率がいいです(ないと思って買ったら、後から出てきたみたいなこと、よくありますもんね)。

Mさんはずっと家の片付けをきちんとしたいという想いがありながら、専業主婦なので罪悪感からお金を払ってやってもらうことを躊躇していました。そんなMさんがハウスクリーニングをプロにお願いしようと思ったきっかけは、法事を家でやることになったこと。体調不良もあり、時間が迫る中、自分では無理だと判断したそうです。親戚がたくさん家に来るということで、まずはリビングと台所をお願いしました。

「モノがない暮らしがこんなに気持ちのいいことなのか」と、家だけでなく、Mさんの気持ちもスッキリ。

お姉さんみたいに相談できる野田さんの人柄もあって、続けて娘さんの部屋、洗面所、クローゼットなどもお願いしているそうです。いろいろお願いする中で、野田さんはMさんの生活スタイルや好みを完全に把握。家中のモノたちを効率的に整理してくれるそうです。