有意義な断捨離

“室内空間に物が溢れて以前よりも窮屈な生活環境になってしまったり、自宅に居ながらにして清々しい気持ちなれる有意義な時間を過ごしたいという時に最適なのが断捨離です。

断捨離は室内にあるあらゆる物を対象にして、必要な物と不要な物に分けて残したり処分する行為の事を指しますが、選択すべき選択肢が決められない時には物を客観的に見てみましょう。

物が室内に多いと感じられて断捨離の必要性があると感じられた時には、物をテーブルや床などに全て出す事から始めます。

テーブルや床など平面になっている部分に物を出して、デザインなどを俯瞰して見る事によって自身の持ち物が客観的に見られるようになるので、小物やクローゼットに収納されている洋服など全てを出してしまいます。

そのように所有している物を全て出そうとした時、物の量が多くて混乱したり手に負えない印象が感じられた場合には、棚や引き出しを小分けにして作業を進めていくと量が多くても計画的に進められます。
物を広い所に出す事ができたら明瞭にゴミやガラクタであると感じられる物については潔く処分していくのですが、手にした時に処分または残すといった二択で悩んでしまった際には、直感的に魅力が感じられるかを考えると意思決定がしやすいです。

また、物の量が多いという事は短期間のうちに集められたのではなく、長年にわたって少しずつ集められた物である特徴があるため、残すべきか処分すべきか迷った時は今現在の価値観などを判断材料にすると良いです。

室内装飾の場合、購入して自宅に保管していたという事は目にして手に取った際には当時の自身の価値観に合致していたという証ですが、長い年月が経過すると次第に価値観などは変化していくので、今現在の価値観に照らし合わせて印象を考えるようにしましょう。

そして、自分の中の価値観や気持ちと向き合うという行為は他人から頂いた物を断捨離する時にも用いる事ができます。

他人から頂いた物がブランド品であるものの好みに合わなかったり、使用する機会が無いのにも関わらず保管し続けている結婚式の引き出物などは、自分が主体になっているのではなく相手や物が主体になっています。

自分が主体ではなく相手や物が主体になっている物は、自分の好みで室内装飾を仕上げて最も落ち着ける環境を作るという観点では使用する機会がそう多くないので、断捨離を行うタイミングで処分してしまった方が有意義になります。”